馬と鹿

Lyrics

歪んで傷だらけの春
 麻酔も打たずに歩いた
 体の奥底で響く
 生き足りないと強く
 まだ味わうさ 噛み終えたガムの味
 冷めきれないままの心で
 ひとつひとつなくした果てに
 ようやく残ったもの
 
 これが愛じゃなければなんと呼ぶのか
 僕は知らなかった
 呼べよ 花の名前をただ一つだけ
 張り裂けるくらいに
 鼻先が触れる 呼吸が止まる
 痛みは消えないままでいい
 ♪
 疲れたその目で何を言う
 傷跡隠して歩いた
 そのくせ影をばら撒いた
 気づいて欲しかった
 まだ歩けるか 噛み締めた砂の味
 夜露で濡れた芝生の上
 はやる胸に 尋ねる言葉
 終わるにはまだ早いだろう
 誰も悲しまぬように微笑むことが
 上手くできなかった
 一つ ただ一つでいい 守れるだけで
 それでよかったのに
 あまりにくだらない 願いが消えない
 誰にも奪えない魂
 ♪
 何に例えよう 君と僕を
 踵に残る似た傷を
 晴れ間を結えばまだ続く
 行こう(行こう)
 花も咲かないうちに
 ♪
 これが愛じゃなければなんと呼ぶのか
 僕は知らなかった
 呼べよ 恐れるままに花の名前を
 君じゃなきゃ駄目だと
 鼻先が触れる 呼吸が止まる
 痛みは消えないままでいい
 あまりにくだらない 願いが消えない
 止まない
 

Audio Features

Song Details

Duration
04:25
Key
3
Tempo
91 BPM

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