青嵐

Lyrics

青嵐が吹いて鶲は歌った
 染まっていく夕凪をただ見ていた
 遠くで雷が鳴った 水滴が這った
 こころが弾けて止まないや
 にわかなサイレンが空を裂き
 雲が晴れる
 夏の幽霊になって
 星の落ちる街を見下ろしたい
 笑って 晩夏に思い出して
 喜雨は君の為のものだ
 他の誰かに渡る日は来ないだろう
 並んで比べた背丈はもう覚えてないけれど
 砂上に曝した忙しない美徳は
 見当のつかない所へと歩いていた
 容易く朝顔は散った 炎昼は去った
 かすみが生まれて仕方ないや
 膨らんだ天日が渦を巻き
 夜風になる
 暮れの背景になって
 陰るしじまをまた弔いたい
 笑って 涙を濁さないで
 乱反射を切り裂いて
 末始終に耳を傾けて欲しくて
 渡した手紙は白紙の様な文字の羅列だけど
 君と夏の幽霊になって
 遠い逃げ水へと消え去りたい
 笑って 晩夏に思い出して
 全て君の為のものだ
 空も熱も抱く大きな穴でさえも
 並んで比べた背丈はもう覚えてないけれど
 

Audio Features

Song Details

Duration
03:48
Tempo
120 BPM

Share

More Songs by 須田景凪

Albums by 須田景凪

Similar Songs