ハナウタ

Lyrics

夜空を引き裂いた春も
 ぼくには触れてはこなくて
 まぼろしのように咲いたバラ
 痛みだけが指にふれる
 愛おしさばかり打ち寄せ
 だれにも触れたくないのに
 ひとりきり生きる瞳に
 やむことのない波音
 ひかりのなかに恋をしてる
 孤独はきっと、そういうもの
 緑、破れた日影に滲む、夜の焼け跡
 走るメトロの振動で、
 ぼくの輪郭ぼやけて
 愛が、溶けだすように揺れる、
 ぼくだけの朝
 ♪
 さみしさとともに訪れる
 やさしさがぼくに染みつく
 いつかは全てが消えると
 ぼくのためにくりかえす
 ひかりのなかに恋をしてる
 孤独はきっと、そういうもの
 緑、静まる浅瀬の海に、足を浸して
 走るメトロの振動で、
 愛の輪郭ぼやけて
 街へ、ながれるように揺れる、
 ぼくだけの春
 ♪
 影、桃色の空と
 朝焼けの海、波、まばたき
 灯りつづける
 生まれた日の朝日
 息をするたび ふかく染まって
 きみに触れるたび
 染みる寂しさは
 ぼくのやさしさも
 連れて消えてゆく
 いつか、孤独のまま愛を許すこと
 こんなぼくらにも、
 できるのだろうか
 沖へと流れる静寂
 誰ひとりいない砂浜
 呼ばれることなどない名前
 やむことのない波音
 ひかりのなかに恋をしてる
 孤独はきっと、そういうもの
 緑、ふちどる夜明けの風に、
 すべてを預けて
 走るメトロの振動で、
 ぼくの孤独がぼやけて
 空へ、重なるように響く、
 ぼくだけの街
 きみに触れるたび 満ちたむなしさは
 愛に変わらずに 溶けて消えてゆく
 いつか、孤独のまま愛を許すこと
 きみのさみしさを ぼくは愛せるか
 ひかりのなかに恋をしてる
 孤独はきっと、そういうもの
 愛が、とけだすように揺れる
 ぼくだけの朝
 

Audio Features

Song Details

Duration
04:30
Tempo
96 BPM

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